PROFILE
イラストレーター・作家/1944年 新潟県生まれ
民俗学的な考察をベースとして長年にわたり、人と自然の関わりや、職人の技を見つめながら新聞や雑誌で独自のイラストと文筆で作品を発表している。
作家・ イラストレーター・フィールドワーカーとしての原点は、『週刊プレイボーイ』創刊間もない頃にさかのぼり、『男の出発(たびだち)』という旅の連載に始まる。
その後、
1980年から『ビッグコミックオリジナル』に連載が始まり、単行本にもなった人気シリーズ『男の民俗学』を10年にわたって執筆。刺青師、琵琶法師、煙突掃除職人、猿まわし匠など市井の職人や芸人たちに密着取材して、彼らの生の声と失われつつある技を訪ね、緻密かつ独特のタッチで描写されたイラストと文章で好評を博した。
大きな反響が続き、『山と溪谷』誌(山と溪谷社)、『BE-PAL』誌(小学館)等の専門誌にも連載を始める。
近年、20年間住み暮らした千葉の房総から、自然が厳しい故郷の新潟・旧 下田村(現・三条市)粟ヶ岳山麓の山村にベースを移す。雪深い山中にセルフビルドの家を建て、奔放自在な自然暮らしを実践しながら取材・執筆活動を続けている。
テーマは日本のみならず、世界各地の人の生業や生活風俗にまで及び、その選別眼でセレクトされた品々が2009年には「遠藤ケイ選 夏の暮らし和の道具」として伊勢丹など百貨店のコーナーで展開された。
また、新潟では「NPOしただテラ小屋」代表を務め、古い民家を使い、「鍛冶倶楽部ワークショップ」や、自らが脚本を手がけた作品の朗読会や寸劇を開催している。
さらに、その経験と見識を活かし、山のことや民俗学をはじめ、土地の歴史・伝説・民話・自然風土・暮らし・遊び・食など幅広いジャンルで講演会も行っている。
主な著作に「子ども遊び大全」「田舎暮らしの民俗学」「おこぜの空耳」「男の民俗学」「遠藤ケイのキジ撃ち日記」「賢者の山へ」「海の道 山の道」がある。
・TeNY「夕方ワイド 新潟一番!」出演中!
毎週月曜・午後4時からの「山人」コーナーで、登山を通じて山の自然や、民俗的なお話をさせていただいています。
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